「お肉料理ばかりに偏ってしまう」「油っこいものが好き」「炭水化物大好き」などなど、食の偏りは誰にでもあるものです。
ダイエットや健康の事を思えば、できればバランスよく食事を摂りたいところ。「でもバランスの取れた食時ってめんどくさい」と感じている方は多いですよね?
今回は栄養的に完璧な「完全食」を楽して摂取できるCOMPを始め、自作も可能な完全食の商品などを色々な角度からまとめました。
目次
そもそも完全食とは?
「完全食」とは、「人が健康に生きていくために必要な栄養素を全て含んだ食事」の事を言います。つまり、それさえ食べていれば、自分で調整せずとも、また、気を配らなくても、過不足のない栄養が摂取できるという食事です。
現代人の食事は気をつけていないと、脂質過多、糖質過多、さらには塩分過多に陥りやすい反面、代謝に必要な各種ビタミン、ミネラル類は不足しがちになってしまいます。
また、人は大なり小なり、癖を持っています。お食事に気を配っていらっしゃる方でも、やはり、買い物の際は自分の使い勝手の良い食材や好きな食材を選択しがちですよね?
こういった小さなアンバランスの積み重ねが、体に負担をかけていく事にもつながってきてしまいます。
こんな時、手軽に食べられる「完全食」があれば、心強い味方となってくれそうですね。
完全食のダイエット効果やデメリット
安心感&手軽さ
栄養を完璧に管理するためには、「食材ごとの知識」や「どのくらいの量を食べるべきなのか」また、「献立はどうするべきか」「不足している栄養素をどんな食材から補うべきか」などなど、考える事がとても多く、ストレスがたまりがち。
「カルシウム補給のために購入した干しエビが、賞味期限切れで冷蔵庫から出てきた」なんていうこともよくあることですね。
このように、栄養管理は少しハードルが高めです。完全食はそういった煩わしさを解消してくれるアイテムとして活躍の場を広げています。完全食の最大のメリットは、その安心感と手軽さにあります。
満足感を感じにくい
完璧に見えるこの完全食ですが、デメリットもあります。それは「満足感を感じにくい事」です。作って食べる食事に比べて、完全食という商品を食べるわけですから、当然、味はいつも同じ。
「食に全く興味がなく、ただ食べられれば良い」という方ですと、あまり苦に思わないと思いますが、「食べることが楽しみ」という方には辛いと感じてしまうと思います。
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完全食の開発を手掛けた話題のベンチャー、COMP
日本初の完全栄養食品COMP
「厚生労働省 日本人の食事摂取基準」に基づいて開発した完全栄養食を提供しているCOMP。このCOMPシリーズには、パウダー、ドリンク、グミなどがあり、好きな時に好きなだけ摂取することができます。
三大栄養である、糖質、脂質、タンパク質だけでなく、食物繊維、ビタミン、ミネラルの全てにおいて完璧なバランスを摂取できるので、健康維持にとても役立つ商品です。
使い方は色々
COMP商品の使い方は人によって様々です。というのも、量を調整できるので、忙しい朝だけ商品を利用したり、小腹がすく夕方におやつ代わりとして利用したり、夜は無駄なカロリーを摂りたくないという方は夕食に利用したりできるからです。
ご自身のライフスタイルを振り返って、摂取の仕方を考え、体にあった賢い選択をしていきましょう。
参考までに価格表を記載しておきます。お財布事情と相談しながら取り入れるのも継続するには大切なことです。
<COMP商品価格>
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完全食ドリンク、「ソイレント」
「必要な時に必要な栄養」が摂れるという「ソイレント」。COMPと同様、完全な栄養が摂取できる商品として販売されています。
日本では入手困難ですが、アメリカから個人輸入で手に入れることができるようです。しかし、関税と国際送料等がかかるようなので、割高になる印象ですね。
ソイレントには、タンパク源として「大豆タンパク質分離物」、脂質としてオレイン酸豊富な「ひまわり油」が使用され、糖質は、血糖値スパイクが起こりにくい糖が使用されています。言うまでもなく、ビタミン、ミネラルも完璧に配合されています。
ドリンクタイプ、パウダータイプ以外に、1個あたり100kcalのスナックもラインナップされています。
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日清の完全食パスタ、値段や味、口コミ紹介
ここまでは、完全食として完成された商品を紹介していきましたが、全ての食事をそういった完全食でまかなうには、少々無理があります。というのも、食事は栄養を摂るためだけに存在する訳ではなく、食べる楽しみや会話を楽しむためにも存在するからです。
日清の完全食パスタは、従来の食事という視点に重きを置き、開発された商品となります。
「パスタ」として食事と同じように取り入れることで、満足感が飛躍的にUPすることでしょう。
1日に必要な栄養素の1/3を麺の内部に配合することによって栄養素が抜けにくく、また、苦味も感じにくいといった工夫がされています。
カップ麺タイプと袋麺タイプのものがあり、味はそれぞれ3種類で、「濃厚ボロネーゼ」「香りとコクのジェノベーゼ」「スパイシーアラビアータ」があります。
味はそこそこだという意見が多いようですが、時々アクセントとして食生活に取り入れるのも良いですね。
完全食を使ったおすすめレシピまとめ
BASE BREAD &エビアボカド
材料
BASE BREAD 1個
エビ(皮むき、下処理しておく) 3尾
アボカド 1個
マヨネーズ 大さじ1
塩 1つまみ
ブラックペッパー 適量
カレー粉 適量
レモン汁 小さじ1
作り方
①エビは1/2にカットして茹で、粗熱をとっておきます。
②アボカドはタネを取ってペースト状にします。
③アボカドに、エビ、マヨネーズ、塩、ブラックペッパー、カレー粉、レモン汁を加えて混ぜ合わせます。
④BASE BREAD を半分にカットした後、薄くスライスしてトーストします。
⑤④に③を塗って完成です。
完全食のBASE BREADをそのまま食べるのではなく、このようなレシピで食卓に出せば、バランスのとれた前菜に早変わり。お値段がどうしても張る完全食は、こうやって活用しても良いですね。
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完全栄養食「卵」の栄養価は?
体を作る20種類のアミノ酸のうち、9種類は体内で合成されないので、食事から摂取する必要があります。この体内で合成されないアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。
この必須アミノ酸のバランスを示した指標が「アミノ酸スコア」です。栄養は単体で働くことはなく、チームで働きます。この必須アミノ酸もバランスが大切で、アミノ酸スコアが高ければ高いほど、優秀な食材ということになります。
全ての必須アミノ酸が必要とされる量を満たしている場合に、アミノ酸スコアは100となりますが、卵はまさにアミノ酸スコアが100なのです。
つまり、卵はアミノ酸の面から考えるととてもバランスが良く、栄養源としてもオススメの食材となります。卵はリーズナブルで使い勝手も良く、料理の幅も広いので積極的に取り入れてもらいたいですね。タンパク質豊富な食材は腹持ちも良いので、ダイエット中にも活躍してくれること間違いなしです。
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話題の完全食のパン、「BASE BREAD」味や栄養、口コミ評価は?
完全食のパン「BASE BREAD」は、1食2個のパンで、完全な栄養が摂取できます。パンは、手軽に摂取できて満足感も感じられますので、とても優秀な商品だと思います。
時間のない時にはそのままでもいいですし、食事パンとしてアレンジしても良いですし、スイーツとして活用してもとても美味しいと評判です。
もちろん素材にもこだわりが。血糖値の急上昇を穏やかにしてくれる全粒粉や、スーパーフードとして名高いチアシード、また、ミネラル豊富な昆布などもブレンドしてありますので、体に良いことも違いなし。
1食あたり390円という価格設定も良いですね。栄養バランスを求めて、サラダ+タンパク源であるお肉やお魚+おにぎりを合わせて買うと軽くワンコインは飛んで行ってしまいますのでそれと比べてもお買い得ではないでしょうか?
実は餃子は完全食?栄養素満点のおすすめレシピ!
餃子の皮は小麦粉から作られていますので、糖質の分類となります。そして中の具材はタンパク源であるひき肉と、ビタミン・ミネラル源であるお野菜が使われますので、完全食とまではいかないものの、実は栄養バランスが取れた食べ物になっています。
ここではオススメの栄養満点餃子のレシピをご紹介いたします。
<具沢山チゲ水餃子>
材料(4人分)
餃子の皮 20枚
○豚ひき肉 200g
○白菜(みじん切り・塩もみして絞る) 2枚
○ニラ 50g
○生姜(すりおろし) 小さじ1
○にんにく(すりおろし) 小さじ1
○塩 小さじ1/2
○ブラックペッパー 適量
○濃口醤油 小さじ1
○ごま油 小さじ1
しめじ(石づきを取る) 1/2P
長ネギ 1/2本
小松菜 2束
とうふ(充填・サイコロ状にカット) 1P
ごま油 適量
塩 適量
水 適量
チゲスープの素 適量
作り方
①○の材料をよく混ぜ合わせてタネを作ります。
②餃子の皮に包んで、熱湯で茹で、取り出しておきます。
③鍋にごまあぶらをひき、しめじ、長ネギ、小松菜を入れて炒めます。途中、塩をします。
④ある程度炒まったら、ひたひたの水を加えて柔らかくなるまで煮ます。
⑤豆腐を加え、チゲスープの素を入れて煮込みます。
⑥具材が煮えたら、②の水餃子を加えて火を止めて出来上がりです。
豚肉には不足しがちなビタミンB群が豊富に含まれており、ニラやにんにくに含まれる「アリシン」はこのビタミンB群の働きを高める作用を持ちます。
意外だと感じる方もいらっしゃると思いますが、餃子は取り入れ方によってバランス食となり得そうですね。
しかし一方で注意も必要です。普段食べているご飯を餃子にプラスして食べてしまうと糖質過多になるリスクが増えますし、焼き餃子の場合は、焼き油の量も調整が必要でしょう。
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ラーメン、カレーも!?その他完全食を一挙公開
ラーメンはトッピングでフォーメーション作りをしよう
ラーメンでバランスを維持しようと思うと大変そうに思いますが、トッピングでバランス改善ができます。
まずは卵などのタンパク源は必須ですね。しかしチャーシューは脂身が多いバラ肉を使っているので、食べ過ぎには注意です。
次にお野菜。もやしを多く使っているラーメンは多いですが、それ以外にもトッピングできそうなものがあれば追加しましょう。わかめ、きくらげ、ほうれん草などラーメンに合うお野菜は多いですよ。
カレーの具材は具沢山にしよう
カレーといえばじゃが芋、人参、玉ねぎ、お肉が代表的ですが、それ以外にもひよこ豆やきのこ類、ほうれん草やナスなどもカレーにぴったりです。ご家庭で作る際は具沢山を意識しましょう。
工夫次第でバランスアップ
その他にも丼物やパスタなどもカレーやラーメンのように具材を沢山取り入れて、バランスを取る工夫をしていきましょう。何品もおかずを準備できない忙しい時でも、「具沢山」を意識するだけで、自然と栄養バランスが整います。その一手間に体は喜んでくれるはずですよ。
まとめ
いかがでしたか?今注目の「完全食」について知識を深めるお手伝いができたでしょうか?
完全食商品は今の食生活に時々プラスしたり置き換えたりするだけでも、ぐっと栄養バランスの底上げができますので、試してみてはいかがでしょうか?