ダイエットをしてるけど、中々痩せられないという方は多いです。ダイエットを成功させるためには、食生活を見直さなければいけません「食べてないのに太る」という方も中にはいます。しかしほとんどの方は、知らず知らずのうちに、カロリーを摂り過ぎています。
自覚のない食べ過ぎを防ぐには、レコーディングダイエットがおすすめです。今回は、レコーディングダイエットをしたい方のために、正しいレコーディングダイエットのやり方やおすすめアプリを紹介します。レコーディングダイエットの効果についてもまとめていますので、本当に効果があるのか知りたい方も、ぜひご覧ください。
目次
レコーディングダイエットとは
レコーディングダイエットは岡田斗司夫氏が著書「いつまでもデブと思うなよ」で紹介し、話題となったダイエット方法です。毎日コツコツと繰り返していくことで効果のあるダイエットですので派手さはありませんが、確実に成果が出ると人気があります。また、手軽さも人気の理由です。
食事内容や体重を記録する
レコーディングダイエットはダイエッターの間では有名なダイエット方法となりました。そのため、自己流のやり方が多くなっています。
基本のレコーディングダイエットでは、まず毎日体重や体脂肪と共に食事内容や時間を記録する習慣をつけます。食べ物だけでなく飲み物やちょっとした間食まで記録するため、ちょこちょこ食べる習慣がついている方は、少し手間に感じるかもしれません。
以前はスケージュール帳やノートに記録するか、エクセルなどに打ち込む方式が主流でした。ノートを忘れてしまったり、夜に打ち込むのを忘れてしまったりと、続けられなかった方もいるでしょう。また、カロリー計算が面倒でステップアップできなかったという方もいます。
数年前にカロリー計算が面倒で、レコーディングダイエットに挫折してしまったという方も、現在は続けやすくなっています。レコーディングダイエットに適したアプリやツールが出回っているからです。失敗した経験がある方も、あらためてレコーディングダイエットの正しいやり方や良さを知り、チャレンジしてみるいい機会です。
ついつい食べ過ぎてしまう方にぴったりなダイエット
レコーディングダイエットで食事内容を記録していくと、普段自分が食べている食事量に驚く方もいます。記録した内容を振り返ることで「本当に自分はお腹が空いて食べているのか」「必要な栄養なのか」など、食生活を見直すきっかけになります。
食事内容と向き合い、食べ過ぎや極端なダイエットを防げるのがレコーディングダイエットの魅力です。
レコーディングダイエットのメリット・効果
レコーディングダイエットのメリットについて解説していきます。
食べ過ぎ・間食を防げる
レコーディングダイエットは食事をする度に食事内容を記録します。記録をつけ始めることで、意識が変わって食事量や間食を節制する方が多いです。きちんと記録することで、実は食べ過ぎているということを自覚するからです。
極端な食事制限はリバウンドのリスクが高いのでおすすめしません。しかし推定される消費カロリーとのバランスが取れていない方は、食事を見直す必要があります。レコーディングダイエットでは、本当に食事を減らす必要があるかないかを知る術としてもぴったりです。
また、飴玉1つやチョコ1カケラなどのちょっとした間食まで記録するため、知らず知らずに取っていたカロリーを把握できます。そのため「食べていないつもり」という甘い認識を覆される方もいるでしょう。ついお菓子に手が伸びてしまうという方も、食べたら記録しなければいけないという手間がかかることで、抑制されます。継続することで、確実にダイエット成功に近づきますよ。
太る・痩せない原因を『見える化』できる
ダイエットを始める方や、ダイエットとリバウンドを繰り返している方に意外と多いのが「なぜ太るのか分からない」「食べてないのに太る」という意見です。確かに人によってはホルモン異常や薬の影響などで、摂取カロリーは多くないのに太る方がいます。しかし、ほとんどの方は摂取カロリーと消費カロリーのバランスが取れていないことが原因です。
レコーディングダイエットでは、自分自身がどのくらいカロリーを摂取しているのかや食事のバランスが浮き彫りになります。痩せない原因を『見える化』すると対策が取りやすく、ダイエットを成功させる道筋を作れます。
食事内容に気をつけるようになる
レコーディングダイエットで食事内容を記録すると、カロリーだけでなく栄養バランスの偏りにも気づくことができます。1日の摂取カロリーや消費カロリーが同じでも、栄養バランスが偏っていると健康的に痩せにくいです。
例えば、たんぱく質不足していると糖質・脂質を代謝するビタミンが不足します。代謝されなかった糖質や脂質は脂肪として体に蓄積されますので、太りやすくなるでしょう。鉄分不足や鉄分の吸収を助けるビタミンCなどの不足も、代謝を落とす原因になります。
レコーディングダイエットは、ただカロリーを制限するだけでなく栄養バランスにも注目できます。栄養の偏りにも気づき改善することによって、ガムシャラな食事制限より健康的に痩せられるでしょう。
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レコーディングダイエットはどんな内容を記録するの?
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レコーディングダイエットは人によって記録の仕方が異なります。記録する内容も、レコーディングダイエットを始めたばかりの方と、何年も続けている方とでは異なるものです。実際にどんなことを記録すれば良いのか、優先度の高い順番に並べてみました。
- 食べたもの・飲んだもの
- 食べた時間・飲んだ時間
- 体重・体脂肪率
- 摂取カロリー
- トレーニング内容
- 体の調子
それぞれ詳しく見ていきましょう。
食べたもの・飲んだもの
レコーディングダイエットが流行り始めた2007年当時には「食べたものを記録するだけで痩せていく」というのが売り文句になっていました。しかし飲み物が肥満の原因になっていることもあります。例えば、ある飲料メーカーのペットボトル入りカフェオレを500ml飲んだとすると、約200kcalを摂取したことになります。これはご飯1杯分に相当するカロリーです。例えカロリーの低い飲み物だとしても、積み重ねると大きな誤差が生まれます。
また、ちょっとした間食や試食・味見なども同じです。料理を作るときの味見は、その後の食事と合算しても構いません。間食や試食はその都度早めに記録するようにしましょう。基本的には口にしたものは全て記録する習慣をつけておくと安心です。
食べた時間・飲んだ時間
レコーディングダイエットは生活リズムの乱れを発見する役割もありますので、食べたものや飲んだものだけでなく、時間も記録しておきましょう。食べているものや飲んでいるものが同じでも、間食をお昼3時に食べている方と夜10時に食べている方とでは異なります。食事内容とともに時間を記録することで、食事の時間を見直すことができます。
夜遅い食事が絶対いけないということはありません。夜型生活で定着している方もいますし、日勤・夜勤があり毎日の食事タイミングを統一できない方もいます。それぞれに合ったリズムを見つけるためにも、食べた時間や飲んだ時間を記録しましょう。
体重・体脂肪
レコーディングダイエットとは別に、体重や体脂肪率を測るだけのダイエットも流行りました。レコーディングダイエットでは食事内容と合わせて記録することで、食べ過ぎた日や食事内容が乱れた日の体重変化を見ることができます。何を食べたときに体重に変動が出るのか、自覚できます。食事内容と体重を見比べることで、食べ過ぎによる体重増加なのか塩分過多によるむくみなのかを判断することもできるでしょう。レコーディングダイエット中は毎日同じ時間に体重や体脂肪を測定し、記録するようにします。
ただし、気負い過ぎてしまうと良くありません。たまに数100gの増量が気になって、食事が喉を通らなくなる方がいます。体重を気にすることは大事ですが、体重に気を取られて食事を抜いてしまっては健康的とはいえません。レコーディングダイエットは極端な食事制限ではなく、バランスの良い食生活を目指します。体重が気になってご飯が食べられなくなったという方は、体重記録を省いても構いません。
摂取カロリー
食べたものや飲んだものを記入することに慣れてきたら、摂取カロリーを記録するようにします。市販品や外食チェーン店であればパッケージやメニュー表におおよそのカロリーが表示されていますので参考にしましょう。市販品に関しては表示されているカロリーが全量分でない可能性もあります。食べた分のカロリーを計算しておきましょう。
自炊した場合や外食でカロリーが表示されていないものを食べた場合、ウェブサイトで調べて予想されるカロリーを記録します。1日の終わりには摂取カロリーを全て足しておくと、見直す時に便利です。
トレーニング内容
腹筋をする女性
ダイエット中であれば、消費カロリーを増やすために運動に取り組んでいる方も多いでしょう。有酸素運動や筋トレの内容を記録しておくと、体重の変化があった時に何が原因かを把握しやすくなります。特に運動をしていないという方は、歩数を記録しておくといいでしょう。
レコーディングを習慣にするためには?
段階を経て継続していく
レコーディングダイエットに挫折した理由の1つに、最初から項目を細かく分けすぎて面倒になってしまったということが挙げられます。元々日記を書くのが習慣になっている方は、細かい項目でも楽しんで記録できるかもしれません。しかし何かを記録する習慣がない方の場合、まずは食べたものを記録する習慣をつけるというのが1つのハードルになります。コツコツ継続するためには、最初のハードルは低くしておきましょう。
最初は食べたものの内容と時間、その日の体重を書く習慣をつけましょう。5日~1週間続けると、自分の食生活と向き合うようになります。レコーディングダイエットに取り組むと、食べ過ぎを防ぐことができるのでこの時点で体重が減ってくる方もいるでしょう。
レコーディングダイエットで記録することに慣れたら、食べたものの栄養バランスやカロリーを記録するようにします。詳細を記録することで、普段自分が食べていたものがどれぐらいカロリーがあるのかや、栄養の偏りを自覚するようになるでしょう。そしてより健康的なものを選ぶように意識が変わっていきます。
記録したデータは定期的に見直します。乱れた食生活の体脂肪率や体脂肪率と、改善した後の体重・体脂肪率を見比べることでダイエットのモチベーションアップにも繋がるでしょう。
食べたらすぐ記録する
夜にまとめて記録する方もいます。しかしレコーディングダイエットを習慣化させるためには「食べたらすぐ書く」もしくは「食べる前に書く」ことをおすすめします。
夜にまとめて書くと何を食べたか思い出す必要がありますので、すぐに書くより時間を要します。中々思い出せなくて、嫌になってしまうこともあります。疲れて帰った日は、記録するのを忘れて寝てしまうこともあるでしょう。翌日になると更に思い出すのを苦労します。記憶力のトレーニングをしているわけじゃないなら、わざわざ苦労する必要はありません。
また、まとめて書く場合はちょっとした間食のことを忘れてしまいがちです。覚えていても「あれぐらいならノーカンでいっか!」と記録せずにする方もいます。1回の見逃しなら数カロリーでも、蓄積されていくことで大きくなります。見逃されたカロリーは、ダイエット成功を阻む要因の1つです。見逃しがないように、こまめに記録しましょう。
アプリを活用する
レコーディングダイエットは元々ノートやスケジュール帳に記入していくスタイルでしたが、現在では記録用にぴったりなアプリがたくさんあります。アプリによってはメニューを検索してカロリーを自動で計算してくれるものもあり、より気軽にレコーディングダイエットを実践しやすくなっています。
普段はノート派でも、出先での記録を忘れないようにアプリを活用しているという方もいます。自分のスタイルに合わせて上手に活用しましょう。
おすすめレコーディングアプリ7選
スマートフォンは基本的にいつでも持ち歩くツールですので、食事の記録忘れを防げます。今回はandroidでもiPhoneでも使えるアプリを紹介します。お気に入りのアプリを見つけて、レコーディングダイエットに励みましょう。
栄養バランスもチェックできる あすけん
あすけんは会員数300万人を突破した大人気のアプリです。10万件以上のデータがあり、市販品やコンビニのメニューなどにも対応していますので簡単に登録できるのも魅力です。単位も後から調整できますので、1人前を食べていない場合も記録しやすくなっています。
朝食・昼食・夕食を登録することでAI栄養士からのアドバイスをもらえます。1日のうちに摂った食事の中で脂質の多かったランキングや、足りていない栄養素などを分かりやすくアドバイスしてくれるので、毎日のフィードバックが捗るでしょう。
体重の登録はもちろん、お通じや生理も記録できますので女性にぴったりなアプリです。
楽々カロリー
60,000件以上のデータ利用しており、外食メニューも登録しやすいです。画面もシンプルなので、操作に迷うこともありません。スターバックスやマクドナルドなど外食チェーン店のメニューが充実していますので、若い世代に人気のアプリです。画面もピンク色で可愛いのでインスタグラムなどのSNSでも、レコーディングダイエットの投稿で楽々カロリーの画面のスクリーンショットが投稿されています。
SNSで目を引く画面ですので、ダイエット仲間を作って報告しあってもモチベーションが上がるでしょう。
写真を撮るだけでバランスがわかる カロミル
食事内容を登録していくレコーディングダイエットに挫折した経験がある方におすすめなのが、写真を自動で解析してくれるカロミルです。既に登録してある一般料理や外食メニューから近い物を探して、栄養バランスを判定してくれます。画面はシンプルで落ち着いたデザインですので、幅広い年代の方が利用しやすくなっています。オリジナルメニューは200件まで登録できますので、自炊派の方も安心して利用しやすいです。
写真判定ですので、実際のカロリーや栄養バランスとは誤差がでることがあります。しかしめんどくさがりの方は、とにかく記録して反省するのを習慣化するのが大切です。まず初めの習慣付けとしてカロミルを活用してみましょう。
AI栄養士が大活躍 カロリーママ
こちらも写真で登録できるタイプのレコーディングダイエット用アプリです。AI栄養士がアドバイスしてくれるシステムがあり、アドバイスの内容はなんと3,000万通りです。体重が目標に近づいている時やバランスの良い食事が摂れた時には、AI栄養士が褒めてくれますのでモチベーションが上がります。毎日のアドバイスだけでなく、週間アドバイスがあるのも嬉しいですね。毎回同じようなアドバイスしかなくてアプリに飽き飽きしているという方は、カロリーママを試してみましょう。
スギ薬局のポイントが貯まる スギサポeats
「レコーディングダイエットは効果があるって聞くけど、重い腰が上がらない」という方におすすめなのが、レコーディングしながらお得さも感じるアプリです。スギサポeatsはレコーディングすることで、スギ薬局のポイントと交換できるスギマイルが貯まるようになっています。スギ薬局のポイントは商品と交換することができますので、目当ての商品を手に入れるために、レコーディングダイエットも頑張れそうですね。
また、有料オプションに加入すると管理栄養士・医師・薬剤師にチャット形式で質問ができるようになります。さらにレコーディングで貯まるスギマイルも2倍になりますので、サポートを受けながらどんどんポイントを貯めたいという方は有料オプションもおすすめです。
ゆるくやせる!つらいダイエットはもう嫌だー!
「とにかくキツイダイエットは嫌だ!」「何度もダイエットに挫折している」という方は、ゆるく始められるアプリを活用しましょう。ゆるくて可愛いキャラクターがパートナーとしてダイエットのサポートをしてくれます。カロリー計算もゆるいので、ガチガチのレコーディングダイエットでしんどくなってしまった経験がある方にもおすすめです。
90日後の予想体重を表示できますので「もう少し痩せたい」と思ったら節制をし、予想体重が理想的であればそのまま継続すると応用もきかせられます。レコーディングダイエットは習慣付けが大事ですので、キツイカロリーコントロールが苦手な方はここから挑戦してみましょう。
ダイエット・カロリー・体重記録アプリもぐたん
レコーディングダイエットを本格的に始める前段階で簡単にチャレンジしたい方向けのアプリがもぐたんです。登録方法は入力でも写真撮影でもなくスタンプを押すだけですので、LINEのスタンプを送るような感覚でレコーディングできます。初期のメニュー数が少ないのが難点ですが、カロリーを手入力することもできますのでスタンプレコーディングに慣れた後は自分自身で調べてカロリー入力をしてみましょう。
くまのキャラクターに癒されながら、無理なく続けられるアプリです。
ダイエットにおすすめのアプリをさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【ダイエットにおすすめのアプリ参考記事】
手書き派の方向け・ノートに書いて記録する方法
お気に入りのノートを使う
ダイエットのモチベーションは結果が出ることで上がります。レコーディングダイエットで結果が出るまでのモチベーションを保つためには、お気に入りのノートを使うことをおすすめします。適当なノートを使うより、お気に入りのノートを使う方が毎日開く習慣がつきやすいからです。
ノートは必ずしも高いものである必要はありません。シールや写真を貼ってオリジナルのノートを作る方もいます。好きな俳優の写真をしおり代わりにして、毎日写真を見ながらダイエットのモチベーションを上げているという方もいました。ノートに毎日開きたくなる工夫をしておくと、レコーディングダイエットも捗るでしょう。
スケジュール帳を活用する
気軽にレコーディングダイエットを実践したいという方には、スケジュール帳に食事内容を記録する方法がおすすめです。スケジュール帳には1カ月ごとのページだけのものや、1日ごとに詳細が書けるように枠が大きく設けてあるものがあります。レコーディングダイエットに利用するなら、1日ごとの詳細が書けるタイプのスケジュール帳が適しています。
スケジュール帳であれば、常に持ち歩いている方も多いでしょう。そのため出先でノートを忘れて記録できなかったというハプニングを防げます。
グループ分けして色を変えて記録する
黒一色で記録するより、色分けしている方が後々見直しやすいです。色分けの仕方は複数あります。例えば、ご飯と間食などの嗜好品を分ける方法では、間食が多くなっていないかを1目で見分けられます。もっと詳細分けしたいのであれば、体を作るもの・エネルギーになるもの・体の調子を整えるものに分けるとバランスがとれているか分かりやすいです。
あまり色分けを多くしてしまうとごちゃごちゃしてしまいますので、多くても5色までにしておきましょう。
カロリー早見表を作成する
レコーディングダイエットに慣れてきたら、よく食べるメニューのカロリーを表にしておくと便利です。特に自炊派の方は、ぱっと見でカロリーが分かりにくいですよね。時間があるときにカロリーを調べて早見表を作っておけば、記録が早くなります。
レコーディングダイエットのデメリット・失敗例
最初から項目が細かいと続きにくい
レコーディングダイエットの失敗例でよく聞くのが「書くのがめんどくさくなって辞めてしまった」という話です。面倒になって続かなかった方の多くが、最初から徹底的に細かく書いてしまっているようです。
元々細かい性格で、始めたことは何でも続くというタイプの方なら、こだわるのも良いでしょう。しかしレコーディングダイエットの良さを体感する前に、こだわり過ぎてしまうと途中で嫌になってしまうことも多いです。
レコーディングダイエットを始めてすぐの頃は、記録することを習慣づけることの方が大切です。まずはシンプルに食べたものや飲んだものを書いて、習慣をつけましょう。
コツコツ頑張るのが苦手な方には向かない
レコーディングダイエットは即効性のあるダイエット方法ではありません。毎日コツコツと記録を積み重ねていくことで、自分自身の食生活の乱れに気づき、改善していけるものです。そのため、コツコツ頑張るのが苦手な方だと効果が出る前に挫折してしまいがちです。
「このぐらいなら書かなくても良いか」「明日まとめて書こう」といった気の緩みが、ダイエット成功を遠ざけます。レコーディングダイエットは短期集中型ではなく、長期的に生活改善を図るダイエット方法です。一気に頑張るのではなく、少しずつ確実に積み重ねていきましょう。
『書くだけ』で痩せることはない
レコーディングダイエットは食事内容を記録することで乱れに気づき、改善していくことで痩せます。流行り始めた当初は様々な情報が飛び交い、まるで本当に『書くだけ』で痩せるかのように伝わったこともあります。
確かにレコーディングダイエットに特別な食事制限や、激しい運動の必要はありません。しかし乱れた食生活をただ書くだけで、振り返ることも改善することもなければ何も変わりません。
習慣がつくまでは『書くだけ』で構いませんが、慣れてきたら定期的に見直すことが大切です。自分自身が取り過ぎているものや、逆に足りないものを把握して、その後の生活に活かしましょう。
カロリーに拘り過ぎるとリバウンドのリスク大
レコーディングダイエットでカロリーを記録するようになると、食べものや飲みもののカロリーが気になり始めます。1日のカロリーを意識することは、とても大切です。しかしカロリーを気にし過ぎて極端に制限してしまうと、体は栄養不足になります。
栄養不足になった体はどんどん省エネ化していきますので、代謝が落ちてリバウンドのリスクが高くなります。カロリーだけでなく栄養素にも注目してバランスの良い食事になるよう意識しましょう。
嘘のレコーディングダイエットは意味なし
ダイエット指導の一環として、レコーディングダイエットのように食べたものや飲んだものを記録してもらうことは多いです。この時、正直に記録しない方が一定数います。理由を伺うと「怒られると思ったから」「食べちゃいけないのが分かっていたから」という意見が多いです。
いけない習慣だと気付いているのなら、ダイエット成功は近いです。しかし嘘の記録をしていては、その『気付き』を無視することになります。最初は食べたもの飲んだものを全て記録し、必要のないと気付いたものは少しずつ減らす努力をします。食べ過ぎていた記録も、後から見直した時にモチベーションを上げるきっかけになりますので、残しておきましょう。
嘘のレコーディングダイエットに何の意味もありません。本当のことを記録するからこそ、食生活と向き合うことができます。レコーディングダイエットを始めるのであれば、ありのままを記入することを決心しておきましょう。
レコーディングダイエットの口コミ・体験談・実践者の声
レコーディングダイエットを始めたら記録するのがめんどくさくなって間食減った。前、10キロ痩せた後輩が言ってたとおりだった!
私が落としたいのは3キロだけど、胸残したまま3キロってのが難しいんだよな。筋肉もつけたいから筋トレもしてるし。
筋肉つけて3キロ減ったら見た目だいぶ変わると思うの— 凛 (@rin_go_no_pai) August 7, 2019
こちらの方は、レコーディングダイエットをしたことで間食が減ったとツイートしています。
記録するのが面倒になることで実際にダイエット効果があるようです。
レコーディングダイエットはじめて一週間だけど、これだけ食べてれば太るよね!って再認識したw お菓子食べすぎw お菓子全廃しなくてもさー、半分にするだけで結構いけるんじゃね?これ。
— kumapini (@kumapini) January 25, 2017
レコーディングダイエットは、すぐにダイエット効果がなくても、自分が普段どれだけ食べているのかを可視化することができます。
普段食生活を意識していない人こそ始めてみるべきでしょう。
ダイエットサポートアプリに食べたものを登録したら、昨日マジでおやつ食べ過ぎだし1日の摂取カロリーの半分がおやつだった…。レコーディングダイエットは食べてる量を自覚するのにめっちゃ効果的。
— okome (@traumartig) March 30, 2019
やはり、食生活を可視化するのにレコーディングダイエットは有効な方法です。
皆さんもこの機に一度始めてみてはいかがでしょうか。
食べ過ぎを自覚できる
レコーディングダイエットを始めると、多くの方が思ってた以上にカロリーを摂っていたことに気づきます。知らず知らずのうちに摂っていたカロリーが目に見えることで、痩せない理由を自覚できます。
食べ過ぎに気づいて気をつけた方は、レコーディングダイエットを始めたばかりの助走期間でも減量できているようです。助走期間は減量よりも習慣をつけることが大切ですが、無理のない範囲で気をつけてみましょう。
記録が面倒で食べ過ぎや間食が減る
レコーディングダイエットで多いのが、書くのが面倒で食べる量が減ったという意見です。暇を持て余して何かを食べてしまっているタイプの方は、レコーディングダイエットを始めるだけで間食が減り、痩せ始めます。
面倒で記録しなくなってしまうこともあるので、面倒に感じる方は食べる前に記録するようにしてみましょう。
間食を減らすだけでも効果あり
レコーディングダイエットでは記録することに慣れた後、カロリーや栄養バランスを調整します。カロリーを減らしたい時は食事からではなく、まず間食や嗜好品から減らしていきます。
ちょっとだけ食べていたつもりでも、レコーディングダイエットを行うことでカロリーの高いものを摂っていることに気づきます。カロリーが高いということは、半分の量にするだけでも摂取カロリーをぐっと抑えることができるでしょう。
部分痩せは見込めない
レコーディングダイエットは食生活を整えることで痩せます。体脂肪は部分的ではなく、全体的に減ります。そのため脚やせやお腹痩せといった部分痩せを叶えることが難しいです。レコーディングダイエットと合わせて筋トレを行うと、より理想的なスタイルを目指せるでしょう。
部分痩せをしたい方向けに、おすすめの記事を紹介します。
【二の腕痩せダイエット参考記事】
【トレーナー監修】二の腕痩せ完全ガイド!ダイエット方法11選
現役のパーソナルトレーナーが家でも簡単にできる二の腕トレーニングをご紹介していきます。
【脚痩せダイエット参考記事】
【女性トレーナー指導】脚が細くなりたい!短期間で足を細くする方法10選
女性パーソナルトレーナーが脚痩せをしたい女子向けのトレーニング方法をご紹介していきます。
レコーディングダイエットおすすめブログ
レコーディングダイエットを紹介しているブログでおすすめなのが、考案者である岡田斗司夫氏の【今日だけダイエット】のススメです。
レコーディングダイエットを開始してすぐの方向けの記事から、レコーディングダイエット中級者向けの記事までありますので、とても参考になります。レコーディングダイエットを始めてみようと思う方には、特に『助走』と『離陸』のカテゴリを読むのがおすすめです。
岡田斗司夫氏はレコーディングダイエットを段階ごとに助走・離陸・上昇・巡航・再加速に分けています。助走は食べたものや飲んだものと体重を記録するだけの時期で、離陸はカロリーまでを記録する時期です。上昇では食事を見直して改善し、巡航では他のダイエットにも挑戦していきます。
レコーディングダイエットで一番苦戦するのは、記録することを習慣にすることです。習慣化していない段階で色々チャレンジしてしまうと、挫折する原因にもなります。そうなる前に助走・離陸のカテゴリを読んで、習慣化の大切さを実感しておきましょう。
20,30,40代の年代毎にダイエットおすすめレコーディングダイエット
レコーディングダイエットの方法は、全世代共通です。しかし世代によって重視するポイントが少し異なります。各世代におすすめなポイントを見ていきましょう。
20代におすすめレコーディングダイエット
20代の方はまだまだ代謝が良い年代です。レコーディングダイエットで間食や嗜好品を見直すだけでスルリと体重が落ちる可能性があるでしょう。まずはコツコツ記録して、食べ過ぎ飲み過ぎを自覚しましょう。
また、20代の方が手書きでレコーディングダイエットを行う場合は、モチベーションが上がる写真を一緒に貼り付けておくのがおすすめです。細かった頃の写真や目標とするモデル・女優・アイドルの写真、可愛い服などジャンルは問いません。ノートを可愛くデコレーションすると、女子力アップにも繋がるでしょう。
30代におすすめレコーディングダイエット
代謝の曲がり角ともいわれる30歳を超えた方は、20代の頃のように簡単には痩せられなくなってきています。ただカロリーや嗜好品を見るだけでなく内容にも気を配るようにしましょう。
食事制限のダイエットを繰り返している方だと、代謝はかなり落ちている可能性があります。レコーディングダイエットでは筋肉量アップに役立つタンパク質がよく摂れているかどうかもチェックしてみましょう。
40代におすすめレコーディングダイエット
40代以上の方は女性ホルモンのバランスが乱れて太りやすく、痩せにくくなっています。レコーディングダイエットでは体の調子を整える食材を摂れているかどうかを確認しましょう。例えば体を冷やす食材を摂り過ぎていないかや、脂質を極端に減らし過ぎていないかも重要なポイントです。
栄養バランスは崩さないまま、少しずつ量を減らせるように移行していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?レコーディングダイエットを始める時には「書くだけで痩せられる」という魅力的なワードが目につくことでしょう。しかしレコーディングダイエットで大切なのは、意識を変えることです。
レコーディングダイエットでコツコツ記録することによって、自分自身に必要なカロリーや栄養素を見直せます。長期的なダイエット習慣を身につけて、理想的なスタイルを手に入れて定着させましょう。
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