テレビやSNSで有名人の方を見た時に、あまりの体型変化に驚いてしまったことはありませんか?特に激太りしていた場合は「何が原因なんだろう」と気になる方は多いです。激太りしてしまった方の体調を案じるとともに、自分は激太りしてしまわないように太る理由が知りたいという方もいます。
今回は激太りしてしまった人や、激太りしてしまった原因についてまとめています。激太りしないように気を付けたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
激太りの原因とは
激太りの原因の種類は1つではありません。いくつかの原因が複雑に絡み合って、激太りを引き起こすことが多いです。ここでは主な激太りの原因を5つ解説していきます。
食事量やカロリー摂取量が多い
激太りしてしまう方のほとんどが、食べ過ぎや飲み過ぎで過剰にカロリーを摂取しています。カロリーは人が生きていくうえで大切なものですが、消費されないカロリーは、体脂肪として体に蓄えられていきます。暴飲暴食を繰り返した結果、あっという間に激太りしてしまったという方は多いです。
中には、食事の量自体は多くないのにカロリーが多い食事ばかりを摂って激太りする方もいます。脂肪分の多い高カロリー食にハマってしまった方は食事量的には多くなくても、激太りしてしまうでしょう。また、食事は少なくても間食が多いという方も、カロリー過剰になりがちです。
代謝の低下
加齢やリバウンドによる激太りは、代謝が落ちたことによって消費できるカロリーが減ってしまったことが原因に挙げられます。女性の場合は10代をピークに代謝はどんどん落ちてしまいます。基本的には食べる量も減っていくので激太りまではいかないですが、若いころと同じように食べていたら、いつの間にか10kg以上太ってしまうこともあるでしょう。
加齢とともに落ちる代謝は、運動によって上げられるといわれています。疲れやすくなったと感じる方や、食べる量が変わってないのに脂肪がつき始めたという方は、まずは運動習慣をつけましょう。
また、極度な食事制限を行ってダイエットに成功した場合も代謝はかなり落ち込んでいます。そのまま元の生活に戻してしまうと痩せるのにかかった期間よりも早く太ります。実際に極端な食事制限を行ってリバウンドする方は多いです。糖質を完全にカットしたダイエットをして3カ月で20kgの減量に成功した方が、1カ月で25kg太ったという例もあります。ダイエットのためには食事管理は必要ですが、極端な制限は危険だということを覚えておきましょう。
ストレス太り
ストレスがかかると、食欲が減退する方と逆に食欲が増進する方がいます。ストレス太りを起こしやすいタイプは、もちろん食欲が増進する方です。イライラしている時や疲れた時、無性に甘い物や脂っこい物が食べたくなることはありませんか?これはストレスを感じることで脳がエネルギーをより多く消費するため、体にカロリー摂取を促しているといわれています。しかし脳で消費するカロリーは、基礎代謝の約20%です。本能のままに高カロリー食を摂っていては、消費されるどころか身についてしまいます。
また、ストレスによって分泌が増えるコルチゾールというホルモンは、食欲を増進させるといわれています。甘い物や脂っこいものを避けていても食事量が増えると太りやすくなるでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
人の体は様々なホルモンによってバランスを保っています。バランスが乱れて食欲が増進するホルモンが増えたり、むくみが生じるホルモンや脂肪を蓄えるホルモンが増えると激太りしてしまいます。
生理前や妊娠中や産後に太りやすいのも、ホルモンの影響です。また睡眠不足や運動不足など、生活習慣の乱れがホルモンバランスを乱れさせ、太る原因を作ります。
疾病・服薬によるもの
病気によって激太りするという例も珍しくありません。例えば甲状腺機能低下症やコルチゾールを過剰に分泌するクッシング症候群などを患っていると太りやすいといわれます。内臓が炎症を起こしている場合は、体がむくんで太って見えるということもあります。
また、薬の副作用も激太りを引き起こす原因の1つです。鎮痛剤やステロイド剤、経口避妊薬なども太りやすくなるといった副作用が挙げられます。とはいえ処方された薬を勝手に辞めてしまうのは危険です。薬を飲み始めてから太り始めたという方は、医師に相談してみましょう。
うつ病は激太りの原因になる?
うつ病の症状の出方は人によって異なり、うつ病を患っても太る方と太らない方がいます。そのため「うつ病は激太りの原因にはならない」と考える方もいますが、うつ病が原因で激太りすることはありえます。うつ病による激太りは「消費カロリーの低下」「食欲増進」「むくみ」が主な原因です。健康な方が激太りする原因と同じなので、うつ病が原因ではないと言う方の意見も分かります。しかしうつ病の場合は、これらの原因を自分の意志で防ぐのが難しいです。
例えば、うつ病を患って家に引き籠るようになった場合、消費カロリーが著しく低下しますので体重が増えます。食事量を減らせばある程度は太るのを防げますが、食事を減らすのにも限度があります。今まで外で活動していた方が引き籠ると、10kg以上増えてしまうことも珍しくありません。
うつ病はストレスが主な原因といわれていますが、ストレスを受けることで分泌されるホルモンの1つであるコルチゾールは食欲を増進させる働きがあります。ホルモンの影響で、うつ病で何もやる気が出ないのに食欲が抑えられないということもあるでしょう。
また、うつ病の際に処方される薬の中には、食欲を増進させたり代謝を抑制するものがあります。そのため、自分の意志とは反して食べ過ぎてしまうことや、食べる量が変わっていないのに太ってしまうこともあります。太ることがストレスになって症状が悪化することもありますので、気になる方は医師に相談してみましょう。
激太りした女優やモデル
原千晶
もっとちゃんとしようと
深く反省しました…#変顔の領域超えてる pic.twitter.com/kUBKayNj2V— 原千晶 (@seribukristal) September 21, 2019
1994年にクラリオンガールとして芸能界デビューし、グラビアモデルも務めていた原千晶さんは現在ではかなり膨よかになっています。原千晶さんが太り始めたきっかけは、2010年の子宮体がん手術と抗がん剤治療後だそうです。
抗がん剤の影響で浮腫みやすいというのもありますが、原千晶さんは病気がきっかけで自分を甘やかすようになってしまったとご自身のブログで語っています。そして気づいた時には12kg増えており、2018年までにダイエットをいろいろ試しているようです。
斉藤こず恵
斉藤こず恵さんは坂上忍さんや杉田かおるさんと同期の子役出身の女優さんです。アメリカに留学した時に体重が増えたという斉藤こず恵さんですが、家族の看病のために帰国した時に更に激太りしたようです。
その後テレビのダイエット企画などで大幅な減量に成功してはリバウンドを繰り返して、激太り体型で落ち着いていました。2019年にはバラエティ番組で武田真治さんのダイエット指導により18kgの減量に成功しています。
大西結花
三代目スケバン刑事を演じた大西結花さんは、バラエティ番組に出演した際に激太りが話題になりました。現在もパッチリとした目が印象的な美人な方ですが、体型の変化は否めません。同じくスケバン刑事を演じた浅香唯さんや中村由真さんが現在も変わらずスレンダーなので、大西結花さんの体型の変化が余計目立ちます。
激太りした海外セレブや大物歌手
海外セレブや有名ミュージシャンは度々体型の変化でメディアを賑わせることがあります。特にハリウッド女優やアメリカを拠点に活躍するミュージシャンは体型の変化が著しいです。
ここでは激太りしてしまった過去を持つ海外セレブを3人紹介します。
ブリトニー・スピアーズ
ブリトニー・スピアーズはアメリカ人ミュージシャンで、日本ではブリちゃんの愛称で親しまれています。スタイルも抜群だったブリトニー・スピアーズですが、元々食べるのが好きだったせいか一時期は激太りしてしまっていました。
しかし食生活を見直したり、ヨガやエクササイズに取り組むことで現在では健康的なスタイルを保っています。
マライア・キャリー
2017年の夏に激太りが話題となったマライア・キャリーですが、同年冬には大幅なダイエットに成功しています。Instagramを見てみると激太りとまではいかないものの、2017年夏以外にも何度か膨よかになっている時期が見受けられます。マライア・キャリー本人も太りやすい体質であると公言しているので、定期的にダイエットに取り組んでいるのかもしれません。
クリスティーナ・アレギラ
ディズニー映画「ムーラン」の主題歌を歌っていることで有名なクリスティーナ・アレギラは2012年に激太りが話題になりました。翌年2013年にはダイエットに成功した姿を披露しています。
2019年現在では以前のようなスレンダーボディではないものの、健康的なスタイルをキープしています。
激太りからダイエットに成功した芸能人
日本で活躍する芸能人の中にも、激太りからダイエットに成功した方がいます。ダイエット番組で話題のダイエットに挑戦して痩せた方も多いです。ただし、中には極端な食事制限を行ったことでリバウンドしてしまっている方もいます。今回はダイエットに成功してスタイルをキープしている方を紹介します。
佐藤仁美
女優の佐藤仁美さんはホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した正統派美少女でしたが、体型が変わり酒豪・毒舌キャラとして人気を集めていました。痩せてモテたいと心機一転した佐藤仁美さんは、2018年1月から3カ月間パーソナルジムライザップに通い、見事スタイルアップを叶えました。ライザップのCMでシェイプアップした佐藤仁美さんを見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
ライザップといえば厳しい食事管理とウエイトトレーニングを組み合わせることで短期間のダイエットを叶えることで有名です。基本的にはアルコールも制限されますが、佐藤仁美さんはお酒好きのため、ストレスを溜めない程度にお酒を飲みながら食事制限を行っていたことをテレビ番組で明かしています。
体型がふっくらとしている時も美人でしたが、痩せたことで更に若々しく見えます。
MAX LINA
MAX LINAさんもライザップでダイエットに成功した1人です。元々スレンダーボディが魅力だったLINAさんが実はお腹に脂肪を蓄えていたことに驚いた方も多いでしょう。
激太りとまではいかないかもしれませんが、確かにダイエット前はお腹周りにゆとりがあるデザインの服を着ている姿が多く見られます。タイトなスカートを穿いていると、お腹のぽっこりが気になりますね。ライザップでのダイエット成功後は引き締まったウエストを披露しています。
misomo
Day after tomorrowのボーカルとしてデビューして解散後はソロ活動を続けていたmisonoさんはエステと自己流の取り組みでダイエットに成功しています。元々太りやすい体質だったmisonoさんはソロになってからは、バラエティ番組などでぽっちゃり体型をいじられるようになっていました。しかし2006年にたかの友梨ビューティークリニックとMTVジャパンの合同企画で公開ダイエットを行い、3カ月で9kgのダイエットに成功しています。
その後もダイエットプーアル茶を飲んだり、バランスの良い食事をよく噛むことなどを続けた結果、スレンダーボディーをキープしています。
伊藤かずえ
40代から代謝が落ちたのか太り始めていた伊藤かずえさんは、様々なダイエット習慣を行っても痩せなくなっていたようです。しかし「やせる作り置きおかず」でのダイエットに挑戦したことで12kgのダイエットに成功しています。痩せた後もダイエット習慣を続けている伊藤かずえさんのInstagramには、実際の食事メニューも掲載されています。
激太りは病気が原因の可能性がある?
運動はしているし食事量や摂取カロリーは多くないのに激太りしてしまったという場合、病気を患っている可能性もあります。激太りの原因となる病気には、甲状腺機能低下症・クッシング症候群・インスリノーマなどが挙げられます。
甲状腺機能低下症はその名の通り甲状腺の機能が低下してしまう病気です。甲状腺から分泌されるホルモンは全身の機能を活発化させたり、新陳代謝を促す働きがあります。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌が低下するため、代謝が悪くなってしまいます。
クッシング症候群はストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールが過剰に分泌してしまう病気です。コルチゾールが増えると食欲は増進する傾向があり、お腹周りの脂肪が増えてしまいます。
インスリノーマは血糖値に関わらず、インスリンを分泌してしまう病気です。空腹時にもインスリンが分泌されているため低血糖を起こしやすく、めまいや痙攣などを起こす可能性もあります。血糖値が下がると空腹を感じるため、食事量や間食が増えて体重が増加してしまうことがあるようです。
また、普段は健康体でも、たまに気持ち悪くなるぐらいに食べないと気が済まないという方は過食症の可能性があります。過食症は摂食障害の1つです。過食嘔吐症は痩せ型体質の方が多いですが、嘔吐のない過食症は標準体型から肥満体型の方が多いです。過食嘔吐症と違い、嘔吐のない過食症の方はカロリーが余るので激太りしてしまいます。自分の意志で止められない過食が定期的にある方は、嘔吐がなくても病院を受診するようにしましょう。
激太りでついたお腹肉を落とす方法
お腹痩せしたいから腹筋を行うという方は多いですが、激太りでついたお腹肉を落とすには腹筋を鍛えているだけではいけません。全身の筋肉を満遍なく鍛えて基礎代謝を上げることで、カロリーを消費して脂肪燃焼を促すことができます。筋肉量を効率的に増やすのであれば、大きな筋肉を鍛えるのがおすすめです。
実際、ウエスト痩せを叶えたいという方に腹筋ではなく下半身と背中の筋トレを中心に実践してもらった結果、お腹周りが全体的に引き締まりくびれができました。もちろん腹筋を鍛えることは大切ですが、全身を満遍なく鍛えて代謝アップを目指しましょう。
スクワット
スクワットは下半身の筋肉をバランス良く鍛えながら、姿勢保持に関する筋肉も鍛えられるためダイエットにピッタリなトレーニングです。スクワット1回は腹筋100回の効果があるという方もいるぐらい、高いダイエット効果を期待できます。
スクワット中は腹圧をかけながら背筋を伸ばして胸を張ることで、体幹のインナーマッスルも鍛えられます。無理に胸を張ろうとすると腰が反ってしまいます。お腹にしっかり力を入れた状態で背筋を伸ばしましょう。
スクワットメニューについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【スクワットに関する参考記事】
チェストプレス
チェストプレスは胸の筋肉と腕を鍛える種目です。胸の筋肉を鍛えることでバストアップを叶えるだけでなく、凝り固まった筋肉をほぐすことができるため上半身の血の巡りを良くする効果が期待できます。自然と胸が張れるようになるため、姿勢が改善されて代謝アップを見込めるでしょう。
トレーニングマシンはメーカーやジムによって使い方が若干異なります。初めて使う時はスタッフに使い方を確認しておきましょう。
【チェストプレスに関する参考記事】
ラットプルダウン
ラットプルダウンは背中の筋肉と上腕の筋肉を鍛えるトレーニングです。肩甲骨を動かすため、肩甲骨周りに多い褐色脂肪細胞を刺激できます。褐色脂肪細胞は脂肪燃焼を促進することができるので、お腹周りについた脂肪を減らすのにも役立つでしょう。
バーを引き寄せるときには骨盤を立てた状態で胸を張ります。上体が前後に動いてしまっては、広背筋に上手く効かせられません。背中の力で引けるようにまずは軽いウエイトで練習してみましょう。
【ラットプルダウンに関する参考記事】
激太りする様子を描いた漫画
漫画では主人公が激太りしたり激痩せする作品がありますが、ほとんどの場合が急に体型が変化します。太った原因や体型変化の様子を見たいという場合は、実録のコミックエッセイを見てみるのがおすすめです。
実際に作者が体験したダイエット方法を元にしたコミックエッセイです。コミックエッセイの中には、4コマ漫画と長い説明文が続くものがあります。しかし、こちらはしっかり漫画の中で話が進むためサラサラと読めると話題です。
漫画のメインはダイエットですが、作者のわたなべぽんさんが太った原因や過程についても描かれています。ダイエットを繰り返している方にとっては、あるあると頷いてしまうことも多いようです。太ってしまう習慣を再確認できるので、痩せたい方だけでなく太りたくない方にとっても参考になるでしょう。
激太りの様子を短い漫画でさらっと読みたいという方は、コミックエッセイ劇場で公開されている青沼貴子さんの作品もおすすめです。
著書「空気でも太るお年頃の私が15kg痩せるまで」のリバイバル版として公開されており、本人のベスト体重より約15kg太ってしまうまでの過程が簡潔に描かれています。怖くても体重計に乗ることが激太りを防げるということを再確認できます。
まとめ
いかがでしたか?激太りの原因は1つではなく、様々な要因が積み重なっていることが多いです。太ったからといって極端なダイエットを繰り返すことも激太りの原因となります。ダイエットを行う際には、バランスの良い食事と適度な運動で健康的に痩せるように意識するのが大切です。
病気が原因の激太りの場合は、早めに原因を追求することで体重が増えるのを止められる可能性があります。定期的な健診で病気の早期発見に努めましょう。
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