【管理栄養士が教える】レモンダイエット大全集!酢・蜂蜜・白湯・生姜など様々なやり方&レシピを紹介

執筆者

管理栄養士

やのみ

管理栄養士の資格を持ち、ライターとして活動中です。大学卒業後、給食委託会社に就職し、病院食の献立管理・食材発注・調理・調理補助業務などを経験。 現在は一児の母として奮闘し...

【管理栄養士が教える】レモンダイエット大全集!酢・蜂蜜・白湯・生姜など様々なやり方&レシピを紹介

2019.11.12


爽やかな酸味が特徴で、ビタミン豊富なイメージの強いレモン。実は、レモンを取り入れることでダイエットや美容に嬉しい効果が期待できます。レモンを取り入れたダイエット方法について、様々な方法をご紹介します。

レモンダイエットとは?効果と効能は

 

「レモンダイエット」とは、その名の通り毎日の食生活にレモンを取り入れたダイエット方法です。
レモンには独特の強い酸味があり、そのまま食べるのはなかなか難しいものです。
しかし、レモンを飲み物や料理に入れたり、アレンジして食べればOKです。

「〇〇ダイエット」という食べ物のダイエットにありがちな、特定の食べ物を毎日そのまま食べるダイエット方法とは違って、色々な食べ方・飲み方ができるため飽きずに続けやすいのが嬉しいポイントです。

また、レモンにはビタミンやポリフェノールなど、美容にも効果的な栄養素が豊富に含まれています。
ダイエットと同時に美容効果まで期待できるのが、レモンダイエットの大きなメリットといえるでしょう。
レモンダイエットの詳しい効果は、このあと栄養素とともにご紹介します。

レモンに含まれるカロリーや栄養素は

レモンのカロリーは、果実の状態だと可食部100gあたり54kcal、果汁だと100gあたり26kcalです。

また、レモンにはダイエットや美容に役立つ様々な栄養素が含まれています。
それぞれの栄養素について、働きや効果をみていきましょう。

・ビタミンC
ビタミンCは水溶性ビタミンで、体内の物質代謝や酸化還元反応などに広く必要とされる成分です。免疫力の向上により風邪などの感染症を予防したり、コラーゲンの生成を助けハリのある肌を目指せます。
また、鉄分の吸収を促進する作用があり、貧血の予防・改善にも効果的です。
さらに、ビタミンCには抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも役立ちます。

・クエン酸
クエン酸はエネルギー代謝に関与しており、糖質を代謝してエネルギー産生を促します。
また、疲労物質である乳酸を分解するため、疲労回復やストレスを軽減する効果があるといわれています。
さらに、カルシウムの吸収を促進する作用があります。カルシウムは不足すると骨粗鬆症や生活習慣病の原因となるだけでなく、肥満も引き起こすといわれています。そのため、ダイエット中にはカルシウムとともにクエン酸を摂取すると効果的です。

・ルチン
ルチンはポリフェノールの一種で、レモンの皮に多く含まれています。
ルチンは毛細血管を強くするといわれており、動脈硬化を予防する効果が期待できます。

・エリオシトリン
エリオシトリンは「レモンポリフェノール」とも呼ばれ、フラボノイドの一種です。レモンの皮や、白い筋の部分に多く含まれます。
抗酸化作用があり、ビタミンCやルチンとの相乗効果で美容やアンチエイジングにより強い効果が期待できます。

・リモネン
レモンをはじめとした柑橘フルーツには、リモネンという香り成分が含まれています。
リモネンにはリラックス効果があるほか、血行促進や鎮静作用、健胃作用が期待できます。

ポッカサッポロのキレートレモンはダイエットに効果的?

ポッカサッポロから発売されている「キレートレモン」。
「瞬間レモン体感飲料」と謳っており、飲んだ瞬間にレモンの酸味を味わえるドリンクです。
キレートレモン1本に、ビタミンCとクエン酸がそれぞれ1350mgも含まれています。

それでは、キレートレモンのカロリーはどうでしょうか?
商品ごとにみていきましょう。

・キレートレモン(155ml):68kcal
・キレートレモン Moisture(155ml):23kcal
・キレートレモン スパークリング(420ml):67kcal
・キレートレモン Cウォーター(500ml):82kcal
・キレートレモン はちみつ入り(195g):78kcal

カロリーだけをみると、それほど高くないように思えるかも知れません。
しかし、キレートレモン1本あたりの炭水化物は17.2gで、砂糖が使われているためやや多くなっています。ビタミンCやクエン酸が多く含まれているため美容の手助けにはなりますが、ダイエット効果はあまり期待しないほうが良さそうです。

【レモン×お酢】ダイエットにおすすめの人気メニュー・レシピ・カロリー紹介

レモンダイエットをするうえでおすすめなのメニューのひとつが、レモンとお酢を組合わせた「レモン酢」です。

お酢には、レモンと同様にクエン酸が豊富に含まれています。そのため、レモンと組み合わせることによってさらなる脂肪燃焼効果が期待できます。
また、お酢は脂肪燃焼効果のほかにも疲労回復や肩こりの改善、がん予防、高血圧や動脈硬化、糖尿病など、生活習慣病などの予防にも役立つといわれています。

それでは、気になるレモン酢の作り方をご紹介します。

◎レモン酢(エネルギー(全量):360kcal)
<材料>
・レモン 2個
・お酢 400ml
・はちみつ 50g

・密閉できる保存ビン(煮沸消毒をしたもの)

<手順>
1.レモンの皮をよく洗います。外国産のものは表面にワックスがついている場合があるため念入りに洗うか、できれば国産のものを使用してください。
2.レモンの水気を拭き取り、5mm幅にスライスします。
3.煮沸消毒をした保存ビンにすべての材料を入れます。
4.保存ビンのフタをしっかりと締め、1日以上漬け込みます。はちみつが溶けるように、ときどきビン全体を回すように混ぜてください。

完成したレモン酢は、水や炭酸水、お湯などで割って飲みましょう。

【レモン×はちみつ】ダイエットにおすすめの人気メニュー・レシピ・カロリー紹介

 

はちみつにはビタミンB群が含まれており、糖質やアミノ酸等の代謝を促進するほか、肌荒れの予防・改善に役立ちます。レモンに含まれるビタミンCの効果もあり、きれいな肌を目指せます。

また、はちみつの糖質にはオリゴ糖が含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。腸内環境が整うとお通じが改善され、老廃物が排出されるため美肌にも効果が期待できます。

さらに、はちみつには殺菌効果があり、風邪予防に役立ちます。レモンのビタミンCにも免疫力アップの効果が期待できるため、健康維持のためにも効果的な組み合わせといえます。

ただし、はちみつは糖質の多い食材です。
いくらダイエットや美容に効果的とはいえ、食べ過ぎればカロリーオーバーになってしまいます。
一度にたくさん食べるよりも、適量を毎日継続して食べることがポイントです。

レモンとはちみつを上手に組み合わせて、効率よくダイエット&美容効果を得ましょう。

◎レモンのはちみつ漬け(エネルギー(全量):660kcal)
<材料>
・レモン 1個
・はちみつ 200g(レモン全体が浸かる量)

・密閉できる保存ビン(煮沸消毒をしたもの)

<手順>
1.レモンの皮をよく洗います。外国産のものは表面にワックスがついている場合があるため念入りに洗うか、できれば国産のものを使用してください。
2.レモンの水気を拭き取り、5mm幅にスライスします。
3.煮沸消毒をした保存ビンにレモンをいれ、レモン全体が浸かる量の蜂蜜を加えます。
4.保存ビンのフタをしっかりと締め、1日以上漬け込みます。

完成したレモンのはちみつ漬けは、レモン酢と同様に水や炭酸水、お湯などで割って飲むのがおすすめです。
そのまま食べたり、ヨーグルトなどのトッピングにしても良いですね。

【レモン×白湯】ダイエットにおすすめの人気メニュー・レシピ・カロリー紹介

健康や美容に良いとされる「白湯」とレモンを合わせたメニューです。
温かいレモン白湯を飲むことで、胃腸が温まり消化・吸収が良くなるほか、胃腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されてお通じの改善にも役立ちます。
また、代謝が上がりダイエット効果を高めてくれるため、朝一番にレモン白湯を飲むのがおすすめです。

レモン白湯の作り方は次のとおりです。

◎レモン白湯
<材料(1杯分)>
・水 200~300ml(加熱により蒸発するため、出来上がり分量は少なくなります。)
・レモン 一切れ(レモン汁なら小さじ1)

<手順>
1.鍋ややかんに水を入れ、フタをして火にかけ沸騰させます。
2.沸騰してからフタを取り、さらに10~15分煮立たせます。
3.火を止めてカップにお湯を注ぎ、レモンを加えます。

レモン白湯は、10~15分かけてゆっくりと飲むのがポイントです。
身体の内側からじっくりと温めて、健康と美容をサポートしてくれます。
また、レモンは代謝を上げてくれるため、朝だけでなく運動の前後に取り入れても良いでしょう。

ちなみに、火にかけてお湯を沸かす時間がない場合は、電気ケトルや電子レンジで代用してもOKです。
自分にあったストレスのないやり方で、毎日継続することが大切です。

【白湯ダイエット参考記事】

【女性トレーナー直伝】白湯ダイエットのやり方や効果とは?寝る前がポイント?痩せた方の口コミも紹介

女性トレーナ直伝の白湯ダイエットをご紹介します。

【レモン×生姜】ダイエットにおすすめの人気メニュー・レシピ・カロリー紹介

生姜には「ジンゲロール」や「ショウガオール」という商が独特の成分が含まれています。これらの成分には血行促進作用があり、代謝を上げてくれます。さらに、体温が上がり冷え性の改善にも役立ちます。
また抗酸化作用もあり、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果が期待できます。

生姜とレモンを組み合わせることによって脂肪燃焼を促してダイエットをサポートし、冷え性を改善して美容にも嬉しい効果が期待できるのです。

レモンと生姜を一緒に摂取するときは、紅茶に入れるのがおすすめです。

◎レモンジンジャーティー
<材料(1杯分)>
・紅茶ティーパック 1個
・レモン(輪切り) 1枚(レモン汁なら小さじ1/2)
・すりおろし生姜(チューブ) 1~2cm 
・お湯 200ml

<手順>
1.お湯を沸かし、カップに紅茶を淹れます。
2.ティーパックを取り出したらレモン、生姜を入れよく混ぜます。

生姜は、生のスライスや乾燥粉末を使用しても構いません。
飲みにくい場合は、少量のはちみつを加えると良いでしょう。

また、レモンのはちみつ漬けを割ったドリンクやレモン白湯に生姜をプラスするのもおすすめです。

【レモン×オリーブオイル】ダイエットにおすすめの人気メニュー・レシピ・カロリー紹介

最後におすすめするのは、レモンと「オリーブオイル」の組み合わせです。
オリーブオイルには「オレイン酸」が多く含まれており、体内の悪玉コレステロールを減少させたり、血糖値や血圧の上昇を抑える働きがあるといわれています。

また、ハリと潤いのある肌を維持するためには良質な脂質も必要です。適量のオリーブオイルを取り入れることで、美肌にも役立つのです。

【オリーブオイルダイエット参考記事】

【管理栄養士コラム】オリーブオイルダイエットの効果とは?納豆などを使ったおすすめレシピや飲むタイミングを解説

管理栄養士監修のオリーブオイルダイエットをご紹介します。

そんなオリーブオイルとレモンを組み合わせたおすすめのレシピをご紹介します。

◎レモン&オリーブドレッシング(エネルギー(全量):184kcal)
<材料>
・レモン汁 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
・醤油 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・黒こしょう 適量

<手順>
1.すべての材料を器に入れ、泡立て器で全体をよく混ぜます。

たったの1ステップで完成です。
塩、黒こしょうの量はお好みで調節してください。また、パセリやオレガノなどのハーブを加えるのもおすすめです。
サラダはもちろん、お肉やお魚のソテーにかけてもおいしくいただけます。

レモンのデトックスウォーターやレモンジュースはダイエットに効果的?

 

レモンのデトックスウォーターは、海外セレブなどが愛飲していることで話題となりました。
デトックスウォーターとは果物などをいれた水のことで、体内の老廃物を排出させてむくみ解消や美容に効果があると言われています。
シンプルなレモンのデトックスウォーターなら、ダイエットにも効果が期待できるかも知れません。ただし、デトックスウォーターに砂糖やはちみつをたくさんいれたり、糖質の多いレモンジュースで代用した場合はダイエット効果は薄いでしょう。

ダイエット目的で飲むのであれば、無糖のレモンのデトックスウォーターがおすすめです。さらに、温めてレモン白湯のようにして飲むと代謝が上がり、より効果が期待できるでしょう。

レモンダイエットに成功!痩せた人の口コミ・体験談紹介

 

レモンと生姜を組み合わせたドリンクを飲んで、1ヶ月で1kg痩せたという口コミがありました。
また、レモンとはちみつを加えた白湯を飲んで2kg痩せたという方も。
生姜や温かいドリンクで代謝が上がり、レモンの脂肪燃焼効果でダイエットに成功しているようですね!

また、運動前にレモン白湯を取り入れて、脂肪燃焼を促している方もいらっしゃるようです。
ダイエット中のレモン白湯の取り入れ方として、非常に効果的な方法と言えます。

さらに、レモンを食事の味付けに取り入れている方もいらっしゃいました。
レモンは酸味が強く減塩にもつながるため、浮腫の予防・解消にも役立ちます。
味にアクセントもつき、おいしく続けやすそうです。

まとめ

ネットで話題となった「レモンダイエット」についてご紹介しました。レモンには脂肪燃焼効果がありダイエットに役立つだけでなく、健康と美容にも嬉しいメリットがあることがわかりました。さらに、ダイエット&美容効果のある食材と組み合わせることで、毎日おいしく継続しやすくなります。SNSなどの口コミでも、ご自身の生活スタイルに合わせてレモンを取り入れ、ダイエット効果を実感している方が多いようです。みなさんも手軽にレモンを取り入れて、ダイエット&美容効果を実感してみてはいかがでしょうか?

執筆者

管理栄養士

やのみ

管理栄養士の資格を持ち、ライターとして活動中です。大学卒業後、給食委託会社に就職し、病院食の献立管理・食材発注・調理・調理補助業務などを経験。 現在は一児の母として奮闘しながら、ライター活動を続けています。

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