【理学療法士が解説】猿腕の原因とは?矯正法とメリット・デメリットを紹介

執筆者

理学療法士

玉城和弥

沖縄のクリニックで理学療法士をしています。その傍ら、夜は自営のパーソナルトレーニングでダイエットのお手伝いをしています。筋トレ、ダイエットなど健康全般の分野で、皆さまのお役...

【理学療法士が解説】猿腕の原因とは?矯正法とメリット・デメリットを紹介

2019.10.19

肘が真っすぐに伸びず、大きく外へ曲がってしまう「猿腕」。気にしなければ、ほとんど不自由のない猿腕ですが、周りの人に指摘されるとどうしても気になってしまいますよね。猿腕がコンプレックスとなり、腕の露出を避けている人も多いようです。
今回は、若い女性に多く発症する猿腕の原因と改善方法、生活での注意点についてレクチャーしていきます。猿腕は、正しい方法でエクササイズを続けることで改善される場合が多いです。しっかりと治療し、自分のスタイルに自信を付けましょう。

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猿腕とは。自分でできるチェック法とは

「猿腕」と聞いてピンとくる人はいるでしょうか?猿に似た腕と呼ばれているようで、不快に聞こえることも多いですが、「猿腕」は、気にして見てみると意外と多くの人が発祥している肘の変形です。
ここでは、あまり聞き馴染みのない「猿腕」の実態と、自分が猿腕ではないかチェックする方法を解説していきます。セルフチェックで「猿腕」と判断された人は、この記事を通じで一緒に改善していきましょう。

猿腕とは?

猿腕とは、肘を最後まで伸ばしたときに真っ直ぐではなく、大きく外側に曲がってしまった状態をいいます。猿腕は、デスクワークや家事といった、ひじを曲げることの多い作業中ではあまり目立たず、周りの人に指摘されることはほとんどないでしょう。しかし、座ってくつろいでいる時や、歩いている時など、何気ない生活を送っているときに限って、肘が外側に反ってしまった猿腕に違和感を覚える人が多いようです。
猿腕の特徴は、肘を伸ばしたときに変形しているだけで、生活に支障を及ぼすことはほとんど無いと言われています。気にしなければ何も不都合の無い猿腕ですが、オシャレやスタイルに敏感な若い女性では、スラっとまっすぐに伸びない肘にコンプレックスを感じてしまう事も多いようです。そのため、肘を伸ばすことを嫌い、腕を組んだり、腰に手を当てたりといった姿勢を取ってしまい、気づかぬうちに相手に悪い印象を与えてしまう事もあるようですね。また、半袖やノースリーブといった腕の露出の多いファッションを避ける傾向にあります。猿腕により変形してしまった肘を隠すために、夏でも長袖を着ている人も多いようですね。気づかぬうちに発症し、進行している肘の変形「猿腕」ですが、正しい方法で治療することで改善されるケースが多いです。自分が猿腕かどうか見極めて、変形が進行してしまう前にしっかりと治療していきましょう。

自分でできる!猿腕セルフチェック

続いては、自分が猿腕かどうかチェックする方法をレクチャーしていきます。日常生活で自分の腕を確認する機会は多くないでしょう。そのため、人に指摘されるまで猿腕に気づかない人も多いです。
自分で気づくより、人に指摘されたときの方がショックは大きいでしょう。しっかりと自分のひじの状態を確認し、誰かに気付かれる前にこっそりと治療していきましょう。

・猿腕セルフチェックのやり方
1、肘を曲げ、手のひらを上に向け、胸の前で小指と前腕(肘下)をくっつけます。
2、小指と前腕を離さないように、ゆっくりと肘を伸ばします。
3、小指と前腕を離さず最後まで肘を伸ばすことができる方は「猿腕」です。

自分でできる簡単な猿腕のチェック方法です。変形の無い一般的な腕では、肘を曲げた状態では前腕をくっつけることができますが、そのままでは肘を最後まで伸ばすことができず小指と胸の間に大きな空間が生じます。しかし、猿腕の人は肘が外に曲がり、前腕が内側に変形してしまっているため、前腕をくっつけたまま最後まで肘を伸ばすことができます。

猿腕になる原因、その割合とは

 

肘をまっすぐに伸ばすことができず、普通より外に曲がってしまう「猿腕」。その見た目の異形さから、若年層を中心に多くの女性を悩ませています。一体、なぜ猿腕になってしまうのでしょうか?
ここでは、多くの女性を悩ませている猿腕の原因と、その割合について解説していきます。原因を突き止め、猿腕の発生を未然に防ぎましょう。

猿腕になる原因1 関節が柔らかすぎる

猿腕は、ひじを保護する靭帯や筋肉といった組織が柔らかくなりすぎて、関節が緩くなってしまう事で発症します。
猿腕に悩まされている人の、7割以上は若い女性であると報告されています。その理由のひとつは、ホルモンのバランスが影響していると考えられています。女性ホルモンには、関節を柔らかくする効果があり、特に妊娠や出産時には、これらのホルモンが働くことで、骨盤周囲の筋肉や靭帯が緩み、骨盤が広がることで胎児が成長するスペースが確保されます。しかし、これらの女性ホルモンは出産時に限らず、若い女性では常に放出されています。そして、これらのホルモンは、骨盤以外にもひじや膝といった全身の関節にも作用しており、ホルモン作用の乏しい男性より関節自体が緩くなっていることが多いです。そのため、関節の柔らかい女性が重い荷物を運んだり、腕で体重を支えることで肘に負担がかかり「猿腕」のような肘の変形が発症します。

猿腕になる原因2 身体が細い

猿腕になる人は、腕の筋肉量の少ない人が多いです。そのため、細身で華奢な女性は、さらに猿腕のリスクが高くなると言われています。細身の女性は、男性より腕の筋肉が少なく肘への負担が大きくなりやすいです。そのため、日常生活のあらゆる場面で肘への負担が大きくなり、徐々に肘の変形が進行し猿腕に発展してしまいます。

猿腕になる原因3 骨折や捻挫の経験がある人

骨折や捻挫の経験がある人は、経験のない人と比較して30%も猿腕になりやすいと報告されています。肘を骨折した経験のある人は、痛みが消えて日常生活に支障がなくなったとしても、ひじに歪みが生じている可能性があります。また、捻挫などにより靭帯を痛めてしまった経験のある人も、関節を保護するという靭帯本来の役割が低下してしまい、ひじの変形が起こりやすい状態になっている可能性が高いです。痛みが無くても気づかぬうちに後遺症として、ひじが変形してしまっていることも多々あります。肘の骨折や捻挫といったケガの経験のある人は、一度病院を受診し、正しい治療を受けることがオススメです。

猿腕になる原因3 腕で体重を支えることの多い人

体操選手や格闘家といったアスリートで、腕で体重を支えることの多い人は猿腕になりやすいと言われています。本来、うでは体重を支えられるように作られてはいません。そのため、腕で繰り返し体重を支えていると、その重さに耐えきれず、ひじが変形し猿腕になってしまう事が多いようです。

猿腕のメリットとデメリットとは

 

若い女性に多く発症する肘の変形、「猿腕」。特に気にしなければ気づかないことも多いですが、一度指摘されるとどうしても気になってしまいますよね。「放っておくと大変なことにならないか?」と、相談を受けることも多々あります。
ここでは、猿腕のメリットとデメリットを解説していきます。どうしても問題視しがちな猿腕ですが、猿腕だからこそ向いていることもあるようです。

猿腕のメリット1 手先が器用な人が多い

外見の悪さから、どうしても問題視しがちな猿腕ですが、「猿腕の人は手先が器用な傾向にある」という統計学的傾向があります。猿腕の人は、肘が外側に反り、両腕の肘より下をくっつけることができる特徴があります。そのため、普通ではできないような腕の動きが可能となり、裁縫や陶芸といった細かい作業を得意とする人が多いようです。また、デスクワークでタイピングが得意な人も、猿腕の人が多いようです。猿腕の人が器用なのか、はたまた細かい作業を続けることにより猿腕になるのかは断言できません。しかし、細かい作業には「猿腕」が向いていることは確かなようです。

猿腕のデメリット1 スタイルが悪く見える

ひじが普通より外側に曲がってしまう「猿腕」ですが、日常生活ではほとんど支障をきたすことはありません。基本的な生活を送るだけなら、何一つ不自由を感じることなく猿腕ではない人と変わらない生活を送ることができます。
しかし、見栄えを気にしてしまう人は多いでしょう。特に気にしなければ気づかないことも多いですが、一度指摘されてしまうとどうしても気になってしまうのが「猿腕」です。特に、バレエや体操など、全身的な表現力が求められる競技のアスリートでは「猿腕」に悩まされる人は多いのではないでしょうか。猿腕は、正しい方法で治療することで改善されることが多いです。この記事を通じて、一緒に猿腕を改善させていきましょう。

猿腕のデメリット2 肘への負担が大きくなる

肘は本来、前後方向への動きに特化し、左右方向への運動はできないように構成されていま明日。そのため、猿腕のように肘が左右方向へ曲がってしまうと、荷物を持つときやスポーツなどで肘への負担が大きくなってしまいます。猿腕は、女性特有の関節の柔らかさに加え、筋力が不十分な場合に多く発症します。正しい方法でひじ周りの筋力を鍛えることで、「猿腕」による変形から、関節を守り負担を軽減することができます。

猿腕を矯正する方法

 


若年層を中心に、多くの女性を悩ませている肘の変形「猿腕」ですが、生活習慣の改善や正しい治療により、改善されるケースも少なくありません。
ここでは、猿腕を矯正する方法をレクチャーしていきます。日頃の癖を治すことで、徐々に猿腕も目立たなくなっていくかもしれませんよ。

猿腕を矯正する方法1 肘への負担を軽減させる

買い物などで重たいビニール袋を片手で持ち上げるなどといった動作は、肘への負担を増加させ、猿腕のような肘の変形を悪化させてしまいます。特に、若い女性が無意識のうちにやってしまいがちな、鞄を肘にかけて腕を外に向けるような姿勢は、肘が外へ反りかえるのを助長してしまい、猿腕の発生を助長してしまいます。
このような肘への負担を軽くするために、重いものは肩に担いで生活するように心がけましょう。買い物後も、ビニール袋ではなく、肩掛けのできるマイバックを用意するなどして肘への負担を減らすように意識しましょう。また、体幹のインナーマッスルを鍛えることでも、肘への負担は軽減していくと報告されています。体幹を鍛え、姿勢が整うことで腕で体重を支える機会が減少するためかもしれません。

猿腕を矯正する方法2 腕の筋肉を鍛える

記事の前半でも解説しましたが、猿腕の特徴は、華奢で細身の女性に多く発症することです。男性より力の弱い女性は、重い荷物を運ぶ時や、デスクワークでの際に、筋肉で肘を保護することが難しく猿腕変形を発症しやすいです。逆に、猿腕が発症してしまった人でも正しい方法で腕の筋肉を鍛えていくことで、スラっとまっすぐに伸ばすことのできる肘を手に入れられるかもしれません。

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【プッシュアップの参考記事】

【女性トレーナー指導】「プッシュアップ」は腕周りのダイエットやバストアップに効果アリ?

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猿腕を矯正する方法3 ストレッチをする

記事の前半で解説した通り、猿腕は、腕の筋力低下や、肘への負担が過剰になることにより発症します。そのため、猿腕の初期段階では、しっかりとしたエクササイズや生活習慣により、腕の筋力強化・肘への負担を軽減することで改善が期待できます。しかし、猿腕に気づかず放っておくと、筋肉が肘の変形に合わせて硬くなってしまいます。筋肉が硬くなり、縮こまってしまうと、いくら腕の筋トレや生活習慣を見直しても改善するのは難しいです。
慢性化してしまった猿腕を治すには、ストレッチが有効です。上腕二頭筋や上腕三頭筋といった肘を動かす筋肉はもちろん、手首や指の筋肉も十分にストレッチしましょう。手首や指の筋肉は肘にも付着しているため、硬くなることでひじの変形を助長してしまいます。そのため、手の筋肉を十分に伸ばすことで肘の変形予防、猿腕の改善効果が期待できます。

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猿腕の人がゴルフやテニスをする際のアドバイス

外見で気になってしまいがちな猿腕ですが、基本的に日常生活ではほとんど支障はないと言われています。しかし、スポーツの分野ではどうでしょうか?肘が真っすぐ伸びず、外側に反ってしまった猿腕では、ゴルフやテニスといった精密なコントロールを要求されるスポーツでは不利になりそうな予感がしますよね。
ここでは、猿腕の人がゴルフやテニスをする際に注意すべき点やアドバイスを紹介していきます。猿腕の特性を理解し、スポーツでも不自由が生じないように練習して身につけていきましょう。

猿腕の人がゴルフをする際のアドバイス

肘が外側に反るようなストレスの加わるゴルフは、猿腕を悪化させる可能性が高いと言われています。そのため、無理な練習量を行うことや、練習中の休憩や練習後のケアを怠ってしまうと、猿腕による肘の変形が大きくなり、痛みやしびれ、筋力の低下を起こす可能性があります。猿腕の人は、肘への負担を最小限にするために、体幹や下半身による身体の捻り運動を意識してスイングしてみましょう。腕の力を抜き、体幹と股関節を捻ることで鞭のようにしなやかなスイングが可能となり、肘への負担軽減はもちろん、ゴルフのテクニックも上達しますよ。
また、プロのゴルフ選手にも猿腕の人は多いです。猿腕の人は、グラブを持った時のひじの開きが少ないため、打球をコントロールしやすいと言われています。また、肘の動きが柔軟なため、インパクトの際に上手に衝撃を加えて打つことができます。このように、猿腕の人はケガのリスクは高くなりますが、しっかりと身体が適応していくことで、有利になる可能性もあるようです。また、猿腕の人は肘が外側を向いているため、打球のコントロールが難しいです。特に、身体から遠い場所のボールコントロールが苦手と言われています。猿腕は、肘が伸びるにつれて変形が大きくなります。そのため、身体の遠くのボールを打ち返すために肘を伸ばすと、猿腕の影響が大きくなり打球のコントロールを見失いやすいです。
猿腕のテニス選手は、フットワークにより人一倍俊敏性を鍛える必要があります。猿腕の人でも、肘を曲げた状態では影響を受けづらいため、コート内を縦横無尽に駆け回り、自分の体の近くでボールを打ち返すことが猿腕による不利を打開するテクニックです。身体の近くで、肘が少し曲がった状態でスイングすることでコントロールが取りやすくなり、テニスの上達に直結するでしょう。

猿腕の人がテニスをする際のアドバイス

テニスも、ゴルフと同じくラケットをスイングする際に、肘が外に反るようなストレスが生じるため猿腕を悪化させやすいと考えられています。そのため、肘の負担を軽減するために、体幹や股関節の捻り運動を意識して運動に取り組んでいきましょう。

猿腕の人が肩こりしやすい理由

 

日常生活では、ほとんど支障を及ぼさない「猿腕」ですが、変形の無い正常な人と比較して、肩こりや腰痛を起こしやすいという特徴があります。なぜ、猿腕の人は肘だけでなく、肩や腰といった全身に不調を訴えるのでしょうか?
ここでは、猿腕の人が肩こりや腰痛を起こしやすい理由をレクチャーしていきます。猿腕が、全身に及ぼす影響を理解し、身体の不調を改善していきましょう。

猿腕が肩こりや腰痛を引き起こす理由1 肘下の動きが悪くなる

腕は、肘より上の「上腕」と、肘から下の「前腕」の二つに分類されます。その中でも、猿腕は「前腕」が外側に曲がるように変形し、肘より下の動きが悪くなってしまいます。
肘を最後まで伸ばすことができないことや、伸ばし切ったときに肘が歪んでしまうといった、外見的に大きな問題を及ぼす猿腕。しかし、肘の曲げ伸ばしよりも、前腕の「捻り」動作が乏しくなることの方が、日常生活では問題になりやすいです。
一般的に、前腕は手のひらを表裏に動かせるように、180°回転するような構造になっています。しかし、猿腕の人は前腕の変形により、内側に捻る動作が極端に苦手なことが多いです。デスクワークでは、前腕を内に捻り、手のひらをキーボードに向けるという動作が必要となります。しかし、猿腕の人は前腕の内回しが苦手なため、代わりに肩を大きく開き、手のひらがキーボードに向けます。そのため、猿腕の人が長時間デスクワークを行っていると、一般的な人と比較して肩周りの筋肉に疲労が溜まり、肩こりを引き起こしてしまいます。また、猿腕では肩に過剰に力が入ることで、肩甲骨が上がり、前に突き出した「巻き肩」という姿勢になりやすいです。巻き肩の姿勢では、胸を張って姿勢を正すことができず、猫背になってしまうため、背中や腰に痛みが生じやすいです。
このように、「猿腕」により前腕の捻り動作が阻害されることで、肘だけでなく肩や腰といった全身のコンディションに悪影響を及ぼします。そのため、猿腕を改善させるためには、肘の曲げ伸ばしだけでなく、前腕を捻る運動に関与する筋肉のストレッチ、エクササイズが重要です。また、猿腕による肘の変形を放っておくと、骨盤や体幹の歪みを引き起こし、腰や背中の筋肉が硬くこわばってしまいます。そのため、肘だけでなく肩や肩甲骨、体幹を動かすことのできる全身的なエクササイズを行うことで、より効率的に猿腕を改善させることができそうですね。

肩こりの解消方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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猿腕の人がスポーツにとりくむ際のポイント

 

猿腕の人は、肘の変形により腕を使ったスポーツが苦手だと言われています。しかし、ポイントをしっかりと理解し、上手に身体を使っていくことで、普通の人と変わらずスポーツを楽しむことができます。
ここでは、猿腕の人がスポーツに取り組む際のポイント、注意点についてレクチャーしていきます。通常より腕の動きが柔軟なため、上手に使えば「猿腕」が強みになるかもしれませんね。

猿腕の人がスポーツを楽しむポイント1 全身運動を心がける!

肘をまっすぐ伸ばすことができず、前腕が外に向いてしまいやすい猿腕。肘の変形により、腕を使うスポーツを苦手とすることが多いと言われています。その中でも、テニスやゴルフといったコントロールを要求されるスポーツは、猿腕の人が苦手意識を抱きやすいでしょう。しかし、うでのコントロールを必要とするスポーツでも実績を残している猿腕の選手はたくさんいます。
猿腕でも好成績を狙える選手は、腕だけでなく体幹や股関節まで全身を柔軟に使うことができます。弱点である肘の変形を全身でカバーすることで、一般的な選手と変わらないような高いパフォーマンスを発揮することができます。また、猿腕の選手に限らず、全身を使うことで、うでに無駄な力が入らず鞭のようにしなやかに動かすことができます。腕の力を抜き、全身運動を心がけることで、猿腕の影響を最小限にするだけでなく、正しいフォームによりコントロールの正確さも高まっていきます。

猿腕の人がスポーツを楽しむポイント2 自分に適したスポーツを選択する!

テニスやゴルフといった、猿腕の人に不向きだと言われているスポーツでも、全身運動を心がけることで、猿腕の影響をほとんど感じることなく楽しむことができるでしょう。しかし、どんなに全身運動を意識しても、ボーリングや砲丸投げなど、コントロールだけでなくパワーも必要とするスポーツは、猿腕の人には適していません。特に、猿腕の変形が大きい人では、無理に挑戦することで肘を痛めてしまう事があります。
逆に、アーチェリーや弓道といったスポーツは、猿腕の人に向いている・矯正に効果的なスポーツと言われています。猿腕は、過剰な重さやスピードが肘に加わること悪化していきます。アーチェリーや弓道では、弓を引く際にうでの力を必要としますが、ゆっくりとした動きのため肘への負担が少なく、うでの筋肉を効率的に鍛えることができます。また、コントロールを定めるために姿勢が矯正されるため、体幹の強化にも有効です。

猿腕の人がヨガをするときに気を付けること

発症から何年も経ち、慢性化してしまった猿腕では、肘の変形に合わせて筋肉が硬くなっていることが多いです。そのため、まずはしっかりと筋肉を伸ばし、柔軟性を高める事が重要です。
ここでは、慢性化してしまった猿腕の矯正に効果的なヨガについて解説していきます。全身の筋肉を隈なくストレッチすることができるヨガですが、やり方を間違えると筋肉や靭帯を痛めてしまう恐れがあります。正しいヨガの方法を理解し、効率的に猿腕を改善させていきましょう。

猿腕の人がヨガをするときに気を付けること1 手首や肩もしっかりと伸ばす!

肘が外に反るように変形してしまう猿腕ですが、改善には肘だけでなく、肩や手首のストレッチも効果的です。猿腕は、上腕二頭筋や上腕三頭筋といった肩から伸びる筋肉や、手首や指につく筋肉の硬さも影響しています。そのため、腕全体をしっかりとストレッチすることで、より効率的に猿腕を改善することができます。

猿腕の人がヨガをするときに気を付けること2 片手で体重を支えるのはNG!

ヨガでは、プランクフォームと呼ばれる四つ這い姿勢でのエクササイズメニューも多く取り入れられています。猿腕の人は、肘が変形しまっすぐに伸ばすことができないため、片手で体重を支える運動をやり過ぎると、変形を悪化させてしまう恐れがあります。そのため、初心者の方がプランクフォームでのエクササイズをする際は、しっかりと両手で体重を支えるように意識しましょう。そして、腕の筋肉がしっかりと鍛えられてきたころに、少しずつ片手でのプランクエクササイズにも挑戦していきましょう。

猿腕の人がヨガをするときに気を付けること3 肘の伸ばし過ぎに注意!

猿腕の治療にストレッチが有効と言われていますが、正しい強度で適度に筋肉を伸ばしていきましょう。一般的に、肘は前後方向にしか動かないような関節の構造となっていますが、猿腕の人は、肘の変形により普通より関節の動きが大きくなっています。そのため、筋肉を伸ばし過ぎてしまうと動きが過剰になり、本来動くはずのない左右への動きが出現し、変形が悪化することや関節を痛めてしまう恐れがあります。特に肘の内側の筋肉の伸ばし過ぎには注意しましょう。
適度なストレッチは猿腕の改善に効果的ですが、やり方を間違えると関節を壊してしまいます。ストレッチだけでなく、エクササイズにより筋肉を鍛え、バランスよく猿腕を矯正していきましょう。

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まとめ

今回は、猿腕の原因や改善方法についてご紹介しました。

日常生活では、ほとんど支障のない猿腕ですが、その見た目にコンプレックスを感じてしまう人も多いようです。猿腕は、若い女性に多く発症し、肘周りの筋力不足や、日常生活での姿勢の乱れが大きく関係しているようです。
猿腕は、正しいエクササイズやストレッチにより、肘周りの筋肉を強化することで予防、改善が期待できます。また、アーチェリーや弓道といった、ゆっくりとした動作のスポーツは、猿腕の改善に効果的でおすすめです。猿腕を改善させて自分のスタイルに自信をつけていきましょう。

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理学療法士

玉城和弥

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